suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

アノニマス

正直、この単語を自分の平凡なブログで書いて良いのか

少し悩んだ。

アノニマス

多分、知る人ぞ知る、世界最強のハッカー集団。

あまりにも興味がありすぎて日本版のHPまで見に行ってしまった。

「リーダーは存在しません」

「行動することへの参加、不参加は個人の自由です」

そもそも「アノニマス」とは「匿名」という意味。

個人としての情報は明かさずに、あくまでも「匿名」の集団が

何らかの理念に共感し、その理念を表現するためにサイバー攻撃

という手段をとることによって国や企業に直接訴える。

そこにはお金儲けという概念はなく、あるのは純粋に「思想」や

「理念」。

だから共感しなければ、その活動に参加しなければいいのだ。

営利目的の団体でもなく、序列も存在しないため、全ては

個人の自由なのである。

そして、今回のウクライナ危機。

アノニマスはロシア政府に対してサイバー攻撃を行うと通告した。

そして実際、ロシア政府のwebサイトがアクセス不能の状態に

陥っているらしい。

全ての情報はネットのものなので、どこまでが事実なのか自分でも

分からないのであるが、もしこれが本当の事であれば少し希望が

出てきたのである。

もし、核や経済制裁以外にロシアの攻撃を止める手段があるので

あれば、もうサイバー攻撃でも何でも良い。

そして、アノニマスはロシア国民に対して「ロシア国民がこの

ウクライナへの攻撃を支持していないがそれを公には発言できない

状況であることを自分達は理解している」とも言っている。

この発言は世界の人々に、今回の攻撃はロシア国民の総意ではなく

ロシア政府の意向なのである、という事に気付かせるとても重大な

メッセージでもあると思う。

 

こんな事態の時に不謹慎だとは思うが、この世に正義のヒーローが

いたのか!と共感を通り越して感動してしまった。

確かに犯罪はいけないしルールを破る事もいけない。

平常時は確かにそれで良いと思う。

でも、今回のように常識や約束が無視されて人命が奪われるような

事態が起きた時にはアノニマスのようなITにおいて圧倒的な力

を持つ存在がいることはものすごく心強いように思えるのである。