「貧乏人は強いんだ」
確かこんなセリフをクローズZEROの登場人物が言っていた。
当時はその意味を理解する事が出来なかった。
でも今なら理解できる。
自分なりの理解かもしれないけれど。
失うものが少ない方がより強くいられるのだ。
pythonの試験に向けてある無料模擬試験を受け続けている
のであるが、最初は本当に散々な点数で悲しくなった。
それでも間違ったところを調べたりしていくうちに
少しづつ点数が上がるようになり、この前ついに1000点満点
となった。
まあこれは模擬試験なので本試験とは全く別物ではあるものの
密かにとても嬉しかった。
そして、しばらくその模擬試験を受けるのが怖くなった。
だって今最高の状態なのに、また試験を受けたら点数が下がる
可能性がある。
なんだかそう思うと試験を受けようと思う気持ちにブレーキが
かかったのだ。
何事も当てはまるのかもしれない。
今に満足している時にはこれ以上リスクを取りたくない。
リスクを取る事で失敗した時に傷つきたくない。
そう思って次の一歩を踏み出す事が難しくなる。
でも、その場に止まり続ける事が一番のリスクなのだ。
小さな成功を重ねて、それを少しづつ自信に変えて努力し続ける。
何も持たない無敵の状態とは違うけれど、努力し続けている
という事実がその人を強くしてくれるのだと思う。