Python3エンジニア認定基礎試験を受験し合格した。
シンプルに書いたが、実際はかなり勉強した。
こんなに勉強したのは高校生以来だ。
合格した人の勉強法のブログを読んだり、無料の模擬試験を何度も
受験し問題と解答を暗記するくらいまでやりこんだ。
模擬試験は毎日1回は受験するようにした。
あとはチュートリアルを書籍で購入し通勤時間や寝る前の時間に
何度も読み返すなどした。
たぶん、本業の方々はそれこそ実力で合格できる「文法」レベルの内容
かもしれないが、畑違いの自分にとっては全ての事が初めてで
一行の構文を理解するのにそれこそ数日かかるくらい時間がかかった。
内容も自分にとってはハードルが高いものだったが、それと同じくらい
費用も高い試験だった。
11,000円。
なかなかの金額だ。
趣味で何度も受けられるレベルではない。
だから、記念受験というよりは必死になって勉強し何とか一回で
合格を目指して勉強した。
でも結果として1回目の受験では不合格であった。
試験はその場で合否が分かるのだが、自分ではそこそこ出来たと
思った直後の不合格判定を見て、思わず周りに人がいるのに
「あ~⤵」
なんていう変な声がつい出てしまった。
人って本当に残念だと思わず声が漏れてしまうのだな、なんて
思った記憶がある。
とにかく前回不合格となり、しばらくは一人で不貞腐れていた。
誰が悪いという事ではないが(あえて言えば自分の実力が足りな
かっただけ)それでもかけた時間やお金などを考えて一人
モヤモヤしていた。
本業でない自分がそもそも受けるものではないのではないか、
なんて事も考えてしばらくはPython関連の本も全て本棚に
しまってしまった。
それから一か月くらいは離れていた。
それでも、なぜか少しづつPython愛が戻ってきて、今までに
かけたお金や時間を考えて、このまま終わりにするのも
なんだと思い、この一週間で集中して勉強しなおすこととした。
前回の試験で迷った曖昧な文法や、どちらかというと簡単と
思える基本の部分を集中して勉強した。(前回はクラスなど
どちらかというと複雑な内容の理解に時間をかけていた)
そうしているとどれほど自分は基本が理解できていないかが
自分でも実感できるようになった。
足し算も分からないのに方程式を解こうとしていたようなものだ。
今回は「自分は基本文法もあまり分かっていない」
という前提のもとで受験をした。
受験中も3回ほど見直しをし、何度も答えを直し、あまり手ごたえを
感じられないまま終了した。
正直、合格していても不合格でも「まあ、そうだよね」という状態
だった。
試験後のアンケートを終わらせ、恐る恐る合否判定のボタンを
押したところ「合格」であった。
つい周りに人がいるにも関わらず小さくガッツポーズを
してしまった。
たいして理解できていないという事は理解しているので、
合格といっても全然誇れるものではないのだが、
とにかく久しぶりに喜びを感じた一日であった。