マンションのゴミ集積所にゴミを置きに行った雨の朝。
雨というよりは大雨の降った翌朝。
ほんの少し雨は降っているものの小康状態。
ただ早朝だったからか住民には誰も会わなかった。
ゴミを出して部屋に戻ろうとしたところ
どこからともなく大きな「カーン、カーン」という音が同じテンポ
で聞こえてくる。
朝だから音が響きやすいのかもしれないけれど
それでもだいぶ大きな音。
何となく音源を辿ってみたら
とある共有通路にある排水管の蓋。
そこのちょうど蓋の部分に昨夜の大雨の名残が
小枝を伝って同じリズムで落ちて音を立てているようだ。
正直そこの前の部屋の住民はかなりうるさいのではないか。
まあ、大雨の日くらいしかそんな事態にはならないかとは
思うけれどそこそこ大きな音。
そんな音が一晩中聞こえてきたらおちおち眠れないだろう。
自分だったら音が気になってその鉄の蓋の上に音防止のタオルとか
おいてしまうかもしれない。
自分の部屋はそこの場所からだいぶ離れているので全く気づきも
しなかったけれど、意外と自分が気付かない、聞こえていないだけで
自分以外の誰かはこっそり何かを我慢しているのかもしれない、
そんなことをうっすら考えた朝であった。