suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

勉強会と恩返し

この前出た勉強会でとても印象に残った言葉があった。

決まったお題について講義を行い、最後に質疑応答を行う流れなのだが

その質疑応答の中で

「普段の業務も忙しい中でこういう勉強会で講義するモチベーション

は何ですか?」

という質問があった。

それに対して

「正直メリットは無いです。ただ、自分もこれまでにこういう勉強会

で学ばせてもらったので、その恩返しのつもりで行っています」

言葉は違うかもしれないが、だいたいこんな事を答えていた。

自分的には目から鱗であった。

今までに何十人もの一線で働く人たちの講義を聞いてきたが、

確かに無料の勉強会なので彼らに直接報酬がいく事はないのだ。

時には本を出している人は著書の紹介をすることもあり、

自分もその本を購入したこともあるけれど、でもほとんどは

本を出した事は無いエンジニアの方々が登壇している。

毎回彼らが仕事の上で習得した技術や現場の話などを講義してくれる

のであるが、よくよく考えれば今はオンラインでそういう話も有償で

売買できる時代なのだ。

それなのに無償で行うのは本当に

「恩返し」

そういう一言につきると思う。

話の内容以上に感動した言葉であった。

 

途中で終了してしまう勉強会も多い中で、この勉強会はかなりの年数

続いている希少な存在である。

きっと、エンジニアの方々のそういう純粋な思いがこの無料の勉強会を

続けていく核になっているのだろうなと感じた。

自分も何かできる範囲で「恩返し」していきたいなと感じた勉強会の

一場面であった。