suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

部屋の窓からちょうど、お向かいさんの屋根に取り付けられている

アンテナが見える。

そしてたびたびそのアンテナに鳩がとまる。

デーデーポッポー・・・

この歌が聞こえてきたなと思ったら、だいたいそのアンテナに

鳩がとまって歌っている。

意識して観察してみたら、朝と夕方の2回きて歌っているようだ。

自分は鳩の歌が好きなので、その歌が聞こえてくると

仕事の最中でもつい耳を澄ませて聞いてみたり、

気が向けばアンテナの方を見て鳩の姿を確認したりする。

鳩はそんな自分の視線に気づいているのかいないのか、

よく分からないのだけれど、とにかく最後のフレーズまで

歌って去っていく。

昨日の朝、カーテンを開けて外を見ていると、鳩がとまっていた。

歌う直前だったのか、何かベストなタイミングを考えていたのか

詳細は不明であるが、鳩はこちらの方を向いてとまっていた。

 

せっかくだから歌うまで見ていようと思い、じりじり待ってみるものの

人間からのプレツシャーを感じているのか鳩は歌いださない。

でも間違いなく顔も身体も自分の方を向いているので、自分の存在を

警戒していたのかもしれない。

鳩的には人間ではなく鳩に対して歌っているのだから

まあそれも当たり前かとは思ったが、それでも何となくお互い

見つめ合いながら数秒間が過ぎた。

突然、別の家の軒下から大きな影が現れて、少し大きめの鳩が

自分と鳩の間を飛び去っていった。

その鳩は別に危害を加えるでもなく、ただ別の方向へ飛んで行っただけ

なのであるが、

でも、じりじり見つめ合っていた我々の死角にいたのは間違いない。

自分も驚いたが、鳩もビクッとなっていたのが見えた。

どんなに鳩が好きでも言葉も何も共有できないし、

気持ちも共有できないと理解してはいるものの、

この時ばかりは間違いなく「驚く」という感情を共有できた

と感じられて、なんだか嬉しくなった。