たまたま付けたテレビのドキュメンタリー番組で
ある和食料理人の話がやっていた。
色々と興味深い話ばかりだったが終盤のレタスのところが
とても心に残ったのでここに備忘録として書いておこうと思った。
レタス。
ほとんど味も存在感も無い食材。
およそメインになるのは難しいと思われる。
話が脱線するが、以前肉好きの同僚が
「レタスの存在意義が分からない」
と言っていたのを思い出した。
でも恐らく同意する人も多いだろう。
それでも、その料理人はレタスに無いものをどんどんプラスしていく
ことによって、最後にはとても美味しい一品に仕上げた。
それこそ「レタスが主役」のメニュー。
彼が言った事がとても印象的だった。
「その食材には無いものは何かを考える。無くて相性が良い
ものを足す事でその食材の良さを引き出す」
言葉は違うかもしれないがそんな事を言っていた。
これって、人にも当てはまるんじゃないかと思う。
その人の良いところを引き出すためには、
その人に無い何かを足せばよいのだ。
それは仕事でも人間関係でも趣味でも何でも良い。
綺麗事を言ったとしても、ありのままで許されるのは子供まで。
今の自分が、もしくは今の生活がつまらない、と感じるのであれば
今の自分や生活に無いものを足せば良い。
番組の料理人が作ったレタスの料理はとても美味しそうだった。