suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

朝のコンビニで

とても驚いた。

あの女性の店員が店の隅で泣いていた。

 

自分は時々昼ごはんを買うため駅前のコンビニに立ち寄る。

シフトが時間帯で決まっているのか知らないが、

自分の行く時間はだいたい同じ女性が店員として働いている。

20歳前後の若い女性。

顔は綺麗なのだが、とにかく不愛想でやる気がない。

おしぼりやお箸などもお願いしないとつけてくれないので

自分の中では店員としてはイマイチな存在だ。

そして彼女と一緒に働くのは中年の男性であった。

中年の男性の方が何も言わなくてもおしぼりやお箸をくれるので

自分はなんとくいつも中年の男性のレジに並んでいた。

 

ある時から彼女と一緒にレジに入るのは彼女と同年代の

若い男性になった。

背が高く、よく見るとだいぶイケメンといえる部類。

韓国ドラマに出てきそうな好青年である。

彼も中年の男性と同じくこちらからお願いしなくても

おしぼりやお箸をつけてくれるので、最近は彼のレジに

並ぶようになった。

二人は年ごろが近いせいか彼女が好意を持っているのか

詳細は分からないが、お客さんがいない時は二人で仲良く

話していた。

中年男性とは決して会話をする事はなかったが、

とにかく女性は嬉しそうに彼と話している。

まあ、誰でも若いイケメンと話すのは嬉しいのであろう。

気持ちは分からなくもないが、

そのエネルギーを仕事に向けてもらいたいなとこっそり思った。

 

そんなこんなで、先日少し久しぶりにそのコンビニに入った。

レジにはイケメン店員しか見当たらない。

彼女は休憩中かと何となく店の奥を見渡したら、

いつもいない場所で見つけた。

店の隅で商品の補充でもしているのかと思ったが、

よく見ると肩を震わせて泣いていた。

なんとなく若いイケメン店員からできるだけ離れていたい、

そんな感じがした。

自分は朝からとても驚いたが、とにかく電車の時間があるので

イケメン店員に会計をしてもらい店を後にした。

 

それからまた少し経って、今朝もそのコンビニに入ってみた。

あの女性の店員はいつも通りやる気の無い雰囲気だったが、

いつもいたイケメン店員はいなくなりアジア系の男性店員に

なっていた。