いつも物凄い大音量で音楽を聴きながら会社に向かっている。
さすがに電車では音漏れの可能性があるので常識的なレベルだが、
会社に向かう歩道では桜などを見ながら大音量で気分が上がる曲を
聴き、なんとなく会社へ行く気分も上げようと努力している、、、。
昨日もいつものように大音量で桜並木の中、咲き誇る桜を見上げながら歩いていた。
気のせいか、どこかで大きな英語が聞こえるように感じた。
でも、それ以上に大音量で洋楽を聴いているのであまり気にしなかった。
それでもやはり、どこからか聞こえる英語・・・しかも結構うるさい。
ふと横眼で周りを確認すると大柄な外人さんがスマホを見ながら自分の
わりとすぐそば話しているのが目についた。
少し声が大きめだがスマホで誰かと話ながら歩いているのかと思い、
そのまままた自分の大音量の音楽の世界へと戻っていった。
その直後、逆方向から女性が歩いてきた。
それを見たその外人さんはその女性に近づきスマホを見せ、なんと
英語で道を聞いたのだ。
そこで自分は初めて事情をなんとなく理解した。
恐らくではあるが、外人さんは最初自分に対して道を聞いていたのでは
なかったのではないか。
大きな声が2回くらい聞こえてきたので、恐らく2回くらい声を
かけようとしたのではないかと思う。
しかし、本当に悪気はこれぽっちもないのだが、その時の自分は大音量
の音楽の世界にどっぷりつかり全く感知していなかった。
だから外人さんは諦めて、偶然そこに通りがかった彼女に希望を託した
のではないだろうか。
ちなみに彼女は英語も分かるようで、きちんと英語で道案内をしていた。
自分の英語力を考えると、結果オーライだったような気もする。
でも、最後にもう一度言わせてほしい。
昨日の外人さん、自分は本当に全く聞こえていなかったんです。
ゴメンナサイ!