suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

ムーンショット目標

ムーンショット目標。

知っている人はどのくらいいるだろうか?

詳細はネットで調べればいくらでも出てくるのでここでは書かない。

でも、何よりも一番重大な事は

「日本の内閣府」のHPに載っている、という事。

コロナでみんなが大混乱に陥っていた2020年1月に決定された。

ムーンショットという言葉通り、まるで月に行くような壮大な目標。

2050年を目標としているが、恐らくその前に実現できそうである。

 

これは都市伝説や陰謀論でも何でもなくて政府が掲げている目標。

内容を見ると、ドラえもん星新一さんの小説のような世界が

真面目に掲げられている。

その少し後の2020年5月にスーパーシティ法案が成立しているが

これもムーンショット計画と無関係とは言えない内容である。

でも、コロナでバタバタの時期にこれに気を取られる人がどれほど

いたであろうか。

当時はSF的な計画よりも、トイレットペーパーを入手できる

スーパーの情報の方が圧倒的に重要であった時期である。

 

これらの目標が達成された場合、現在の考えられているような

生身の人間はいなくなるのであるが、そもそも人間という概念も

無くなるのである。

どうしても人間という言葉を残すのであれば、機械人間。

 

時間や肉体やや空間などの制約から放たれ、アバターとして

仮想空間の中で活動する世界。

何を変な事を言っているのか、と言われそうだが、

でもこれは大真面目に内閣府HPの「ムーンショット目標」の項目

目標1に記載されている内容だ。

ムーンショット目標 - 科学技術政策 - 内閣府 (cao.go.jp)

 

コロナや核戦争の可能性、そんな刺激の強い事ばかりが

立て続けに起こっている今の時代、人々の心が疲弊し

本当に大切な事を考える力や、間違っている事を拒絶する力が

減ってきているような気がする。

なんというか強い刺激にさらされ続けることにより、考える事を諦め、

強制的に思考停止状態に陥らされているように感じるのである。

自分はウクライナの情勢を見るとひたすら無力感を感じるし、

AIに仕事を取られる、DX推進、デジタル化一択のニュースばかりで

それに迎合していかないともう生きていけないのではないかという

焦りを感じるのは自分だけではないと思う。

 

本当に情報過多な時代だと思う。

ネットもテレビも次々に刺激的な情報を流し、気が付くと静かに

考える時間が奪われている。

奪われているというか、刺激過多により思考停止状態の自分達が

奪わせているのである。

 

思考停止状態で、何かの拍子に気が付いたら自分の望まない世界

になっている可能性は多々あるし、

今の流れを止める事はできないと思う。

それでも、自分が大切だと思えるものを守りたいのであれば

何よりも思考停止状態から脱さなくてはならない。

まずはテレビとスマホの電源を消して、ネット等で「これが重要!」

と流れてくる情報を無条件に受け入れていないか自分を振り返り、

何かに迷ったら無条件にググるのではなく、自分の頭で考え判断する

習慣を付けること。

今の時代に逆行しているかもしれないが、思考停止を避けるには

そんな事もあえてしなければいけないように思うのである。