最近よく聞くこの「ガチャ」という言葉。
つい先日テレビを見ていて「上司ガチャに外れてしまったら?」
という新入社員の悩みが紹介されていた。
それに対して「上司なんて3年経てば変わる」とか色々意見が
出されていたが、一番オッと思ったのは
「いやいや、むしろ上司の方が部下ガチャに怯えているんだ」
という意見だった。
確かに、今まで上の横暴に怯える部下という力の弱い存在。
という王道の見方が当たり前であったが、最近は風潮が変わった
らしい。
最近は新人を叱る事はあまりないという。
本人に良かれと思って少し注意しただけで辞めてしまったり
落ち込んでしまったりしても困るという。
そして何よりも日本は年齢が若い方が重宝される国である。
年齢が離れた同僚に話しかけるにもセクハラ、パワハラと思われないか
こっそり心の中でヒヤヒヤしているのである。
ガチャという言葉はあまり好きになれないが、でも上司も部下も
心の中では相手の事をドキドキしながら様子を伺っているんだ
と考えると殺伐とした職場も少し微笑ましく感じてくるのである。