suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

会社という宗教団体

自分の勤めている会社はとても革新的である。

色々な新しい技術にも次々と取り組んでいる。

昨年のコロナの影響ですっかりテレワークも浸透させた。

 

社長の意向なのか、各部署でも新しい取り組みを次々と行っている。

それはそれで良い、と思われるのであるが、、、

みんなで毎日お互いを褒め合おう!という取り組みもスタートした。

褒めることはとても良い。

褒められると気持ちいいし、褒める方も気持ちいい。

そして何よりお金もかからず、良いことずくめ。

いわゆる八方良し!

の取り組み。

なのであるが、でも一方でとても違和感を感じる。

自分がへそ曲がりなだけであろうか。

繰り返し言うが、褒めることはとても良い、のは分かる。

でも、それを会社の取り組みとして毎日の行事にしたり。

どうしても違和感を感じる。

会社は仕事をする場所で、仕事の対価として給料が発生する。

最近の会社の取り組みで頻繁な個人面談が行われているのであるが、

会社は上司が部下の心身の面倒を見る場所でも決してない。

仕事はして当たり前なのだ、ということを前提に考えても、それでも

心から相手の仕事に感謝したい、あなたはすごいと伝えたい時に

「ありがとう」と伝えたり「褒める」という形で気持ちを伝えるのでは

ないかと思う。

会社の取り組みにしてしまうことで「褒める」ことの価値や鮮度が

果てしなく下がるような気がする。

何事も度々あると重要性を感じなくなってしまうものではないだろうか。

 

この取り組みに違和感を感じた社員はどのくらいいるのであろう。。

仕事の一環として、毎日のルーティーンとして誰かを褒め合う職場。

とても良い取り組みであるのに気持ち悪いと思ってしまう。

ここまでくると、宗教団体みたいだと感じるのは自分だけであろうか。。