suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

水道法の改正

なんだか日本のインフラについて気になったので、朝から水道事業

について調べてみた。

そこで2018年12月12日に水道法の改正が行われているのを初めて知った。

水道法の改正。

AIやメタバースなどと比べて地味な字面である。

でも、これにはとても大きな意味があるのだ。

この改正の最大のポイントは水道事業の民営化が解禁となった事だ。

だから何?

と思うかもしれない。

調べるまでは自分もそうだった。

でも、改正が行われてからまだたいして時間が経っていないにも

かかわらず、日本の自治体の事業所をかなりの比率で「ヴェオリア社」

という外資系企業が運営しているのをどれだけの人が知っているだろうか?

 

民営化、というのは理解できなくない。

郵政民営化もあったので、官から民へ事業を移管するのは理解できる。

でも、水道という国としても重要な事業を他国であるフランスの会社

に委託するのは理解できない。

公募で一番安かったから請け負ったとしても、日本の企業が良かった。

ヴェオリア社本体はフランスにあり、事業を行うのは日本人女性が

代表を務める日本法人の子会社ではあるが、実質は外資の子会社である。

水の料金も、衛生管理も海外の会社に委託している事実を知らない

日本人は多くいるだろう。

まあ知ったところで何になる、という話ではあるが、とにかく知らない

興味が無い、誰も教えてくれなかった、というような子供のような理屈

を言っていると、気が付いたら自分が考えてもいなかった場所にいる

可能性もあるのだ。

 

日本がどういう方向へ向かおうとしているのか。

確かにネットもテレビもゲームもアニメも、日本には娯楽はたくさん

あるが所詮娯楽なのだ。

娯楽も生きる上では必要だが、それ以外の事にも目を向ける必要がある。

最近娯楽に向かいやすかった自分への自戒も込めて、今日ここに書いた。