suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

lol(大笑い)

lol  これは「大笑い」を指すようだ。

最近読んだ日本経済新聞で知った。

だから何だということもないが、これは電気自動車のテスラの

イーロン・マスク氏が、あまりのテスラ株の高騰ぶりに対して

Twitterでつぶやいたのが「lol  」。

最初、これを読んで妙な違和感を感じた。

だって、自分の会社の株価が高騰することに対してそんな皮肉

を言う人がいるのだろうか?

イーロン・マスク氏はその前からもその過熱ぶりに水を差す

ようなつぶやきを繰り返しているが、それでもテスラ株の

値上がりはとまらない。

 

新聞でも書いていたが、そのような加熱ぶりを抑えるような

コメントを発するたびに投資家は「またまた御謙遜を!」とでも

言うように、逆に値上がりを続けていった。

でも、イーロン・マスク氏のつぶやきは謙遜ではなく警鐘だ。

 

テスラ株だけでなく、日経平均も3万円台を突破し、このコロナ禍

のせいで解雇や倒産など不景気な話も多く聞く中で、それでも

なぜか株価だけがやたら上がっていく。

この現象をバブル景気と重ねる人もいるし、自分は子供の頃に遊んだ

棒倒しを思い出す。

棒倒しのルールは単純で、砂で山を作って頂上に枝をさし、そして

一人づつ棒を倒さない程度に砂を両手ですくい取っていく。

慣れてくると、自分の次の人が棒を倒すように多めにすくいとって

みたりと小細工などもするようになる。

そして、棒を倒した人が負け。

すごく単純な遊びだけど、今の実態を伴わない異常な株高も、

みんなでいつ倒れてもおかしくない棒を倒さないように、

そっと砂をすくいとっているように思うのは自分だけだろうか。

でも、それならまだいい。

みんなが気付かないうちに、何かのメリットのために見えない手が

こっそり砂を足しているような気もしてなんだか怖い。

その無限に足されている砂はどこからくるのだろう。

いつかそのツケを払わされることはないのだろうか?

星新一氏の短編小説「おーい、でてこーい」みたいなことが

現実にならないことを願っている。