suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

「働く」とは

もう、かれこれ20年以上働いているが、それでも自分が何のために

働いているのか分からなくなる。

そして、ネットで色々検索してしまう。

「働くとは」「幸せとは」・・・

そんな中、先日とても腑に落ちたものを発見した。

誰が書いていたものか、覚えていないのであるが、その人の言葉は

確実に自分の心に残るものだった。

 

「働くとは『はた(傍ら)』にいる人を『らく(楽)』にすることである」

 

ものすごく腑に落ちた。

お金のために働く、自分の成長のために働く、会社のために働く、

社会に誰かのために働く、・・。

その時その時の自分の置かれた状況などで、自分なりに答えを出しながら

この20年以上働いてきたのであるが、それでもその出した答えでは

頑張れない時もある。

今もそんな状況なのであるが、この「傍らにいる人を楽にすること」

という概念で考えれば、自身がとても楽になることに気が付いた。

そして、働くとは会社で働くことだけでなく、家庭でも日常において

でも全てに当てはまることが出来る。

お金が発生しなくても、傍の人を楽にすることで、色々な場面で

好循環が始まる。

そして、期せずして、それがいつか自分にも還ってくるような気がする。

自分はここで、どんな動きをすれば良いのか判断が付かない時は

出来る限りで、傍にいる人が楽になるような選択をすることで、

自分も周りも上手くゆくのだ。

損得抜きで行うことであるが、でも結局プラスになることが多いように

感じる。

「本当は面倒くさいし、自分がやらなくても良い仕事」

それを「傍らの人を楽にする」ことをモットーに生きていれば、

「なぜ自分がやらなきゃいけないんんだ・・・」などとモヤモヤ

考えずに実行できるし、もし万が一自分がやる前に誰かがやってくれた

時には本心から感謝することができる。

そして、そういう視点で仕事をしていると、

「ああ、この人は『はたらき上手だな!』」としみじみ実感する事が

多くなってくる。

そして素直に感謝すると相手にもそれが伝わり、そこでも良い循環

が生まれるのである。

「八方好し」「winwinの関係」とはまさにこのことを言うのだと思う。

決して「滅私奉公」をする、とか「他人のために生きる」とか、そういう

事を言っているのではなくて、何か迷いが生じた時には「傍らを楽にする」

ことが正解であると知っていれば、ある程度選択に迷いが無くなり、

生きやすくなるように感じる。

苦手な自分がこれを行うことにより、自分が疲れ切り、最終的に周り

に迷惑をかけてしまう、と分かればそれは「傍を楽に」しないことなので、

そういう場合はそっとスルーすれば良いだけの話なのである。

そのうち、もっと腑に落ちる答えが出てくるかもしれないが、それまでは

自分は「傍らの人(はた)を楽(らく)」にすることをモットーに

生活していこうと考えている。