suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

クリーンにしすぎる弊害

最近コロナ対策でみんながみんな清潔・除菌・うがい・手洗い・・

もろもろの事にとても真剣に取り組んでいる。

もちろんそれはとても正しいことで、このご時世で求められている習慣

ではあるのだけれど、

物事には全て裏表があり、100%正しいことは存在しない。

100%良い人が存在しないのと同じ。

100%良い人なんて、そもそも生身の人間ではないのだと思う。

 

子供はどうして外遊びが必要なのかというと、それは泥などに含まれる

様々なばい菌に触ることで、免疫を少しづつつけていくからだ。

あまりたくさんのばい菌に急激に触るともちろん良くないのであるが、

少しづつその毒性?になれることにより免疫機能が強化されていく。

そのために外で遊んだり動物に触れたりすることは、

これから生きていくためにも必要なことなのだ。

 

同じように、人が色々な価値観の人に触れあうことも同じ意味がある。

自分と同じ価値観を持つ人としか知り合わない場合、広い視点や視野が

持てなくなり、何よりもいつか別の価値観を持つ人と知り合った時に

「免疫」がついていないことにより排除しようとしてしまう。

もしくはその母数がどちらが大きいかによってはその集団から「排除」

されてしまう側になる。

 

だから、人でも細菌でもあまり過剰にクリーンにするべきではないのだ。

少しくらいの「考え方が違う人」「仲良くしても自分の得にならない人」

「経済状態が違う人」「健康状態が違う人」「存在価値が分からない存在」

「ばい菌」「身体に悪い影響を与える様々な細菌」・・・

 

それらの存在も、確かにその瞬間には何もメリットが感じられなくても、

存在しているからには何かしらの生態系に関与しているわけで、

「今の自分には不要なもの」と判断して全てを排除してしまうと、

将来的に自分にしっぺ返しがくるような気がする。

 

だからといってこのコロナの時代に逆行するような事は何も言えない

のではあるが、それでも、こんな中でも何かしらの方法で「免疫機能」を

強化する方法を各自意識して取り入れていかないと、コロナが明けてから

自分自身が苦労してしまうような気がする。