新聞を読んでいて、久しぶりに「おっ!」と思う言葉に出会った。
「目的の転移(目標の転移)」である。
言葉の意味はいくらでもググると出てくるのであるが、
簡単にいうと手段が目的化してしまうということ。
もしくはルールが目的化されてしまうということ。
自分の事でいえば自分はpythonが好きで勉強しているのではあるが、
そもそもどうして勉強しているのか。
それを使用して何をしようとしているのか。
たぶん最初のころはその「ゴール」みたいなものがあったのであるが、
気付いたら今はどうやってpythonの勉強を続けるか。
どうやってしがみついていくのか。
どうやって自分のモチベーションを上げていくのか。
そちらの方に関心というかエネルギーが行ってしまっている。
それこそ「ゴール」が「pythonに関わる事」になっているのだ。
それはもちろん、「ゴール」を目指すためには関わり続け、
足りないものは勉強して補い、知識を向上させることは必要。
でも、そもそも最近は何のために勉強しているのか自分ですら
よく分からなくなってきた、というのが正直なところだ。
料理を作るのにも鍋や食材やレシピが無いと何もできない。
頭の中で色々作ってみたとしても、実際作らないと味わえないし
予想外のトラブルや予想外の楽しみも知らずに終わるだろう。
新たな発見だってあるかもしれない。
今はレシピ動画をひたすら見て、鍋やいろいろな食材を各地から
集めている状態といえる。
でも、集めるだけでは何も作れないし、そのうち食材も腐ってしまう。
せっかくの食材が揃っているのであるから、そろそろ「ゴール」を
思い出し、集めたものを使ってさすがに「ゴール」は難しくても、
そのゴールに行くための小さな成果物を作って良い時期かと思う。
新聞の記事の趣旨は決してこんな事を伝えたかったのではない
とは思うが、自分は勝手に良いメッセージを貰えたと感じた。
今日は勤労感謝の日で出来たら日頃頑張る自分を労わって?
極力頑張る事はやめようと決めていたのであるが、
せっかくのお休みなのだから、自分のために自分のやりたい事を
気の向くままやってみるのは、もしかしたら最高に贅沢な時間の
使い方なのではないかなと思うのである。