suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

上から見るか下から見るか

もしかしたら記憶違いかもしれないけれど、

以前「打ち上げ花火、上から見るか下から見るか」

というような題名の映画があったように思う。

確かアニメで主題歌がとても印象的だった。

内容もキラキラした時代の青春時代のひとコマ、だった

ように思う。

映画の内容とは全然違うけれど、

この世界も全て、どこから見るかで全く見え方が変わる。

 

今を幸せと考えるか、

今を不幸と考えるのか。

 

もっと上を見れば、もちろん果てしなく上は広がる。

でも下を見ると、同じように果てしなく下も存在する。

自分の知らない、誰かが言っていた、もしくはネットで

書かれている上の世界の話。

それが自分のいるべき場所、もしくは人として当たり前の場所、

だと考えると今の場所にいる事の感謝を忘れてしまう。

 

例えば

冷房の効いた部屋にいられる幸せ。

毎日お風呂に入る事のできる幸せ。

その気になれば友達に声をかける事ができる幸せ。

家族がいる幸せ。

 

全てが当たり前になってしまうと、

その一つ一つが、どれほどの幸運の上で成り立っているのかを

忘れてしまう。

だから、

たまに不便な事や不幸な事、思い通りにならない事、

そんな事がある方が自分の立ち位置を思い出すきっかけになる。

 

全ての出来事は、どこから見るかで

自分にとってギフトにもただの不幸な事にもなりえるのだ。

それを忘れてはいけないと思う。

そして、面白いのは自分が「下」だと思っている事が

本当は「上」なのかもしれないという事。

自分の歪んだ認識が「上」「下」を勘違いさせている可能性が

あるという事。

もしかしたら、その歪んだ認識のせいで自分は「上」を目指して

いるつもりが実際は「下」を目指しているのかもしれないという事。

 

この世界は本当に不思議だと思う。