suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

勝ちと負け

最近、気になるおじさんがいる。

といっても全く赤の他人で恐らく永遠にかかわる事が無い人。

毎日の通勤の時にすれ違う程度の本当に記憶の片隅にすら

いないハズの人。。

ハズ、というのがさすがに記憶力が悪い自分ですら覚えてしまう

曲者。

自分は大江戸線という果てしなく地下に潜っていくエスカレーター

を使う電車で毎朝通勤しているのであるが、逆方向に乗っている

おじさんがとにかくすごいのである。

「負け」「負け」「負け」「負け」「勝ち」「負け」・・

とひたすら自分と反対方向のエスカレーターに乗っている人

をみて瞬時に判定を下していくのである。

最初は何かわけが分からないことを叫んでいる人かと思った。

そんな大声で人々をジャッジメントしていくのである。

たぶんおかしい人なんだろう、

と思ってはいるものの、おじさんの審判が下る自分の番?

が来た時には無駄に気になったものである。

自分の前3人くらいは全て「負け」とのこと。

特に「勝」っていると言えるような根拠は無いが、

ひとまず仕事もあるし健康なので「負け」でもないような・・

なんて思いつつもおじさんの審判を待つ。

そして、いざ審判の時。

「負け」

であった。

なぜ?と思ったが、「勝ち」を主張できる根拠もない。

でも自分の何を見て「負け」と判断したのか若干気になる。

そんな赤の他人の事など気にしなくていいのは?

と思うかもしれない。

でも、きっとおじさんに「負け」と瞬時に判定された

エスカレーターに乗っていた人たちは皆モヤモヤしたものを

抱えたのではないかと思う。