スーパーでチューリップが売っていたので買ってきた。
380円なのに黄色い立派なチューリップが3本も束ねられている。
買った時は蕾だったが、この土日で少しづつ蕾が膨らみ、昼間に
気が付いた時には題名にあるくらいしっかり花が開いていた。
蕾からここまで開くのにどのくらいのエネルギーがいたのだろう。
きっと高性能のカメラを使えばその瞬間含めて高速で見ることも
できるのだろうが、でもそんなものは見なくてもよい気がする。
それよりも、立派に花開いた彼らの功を称え、言葉が通じるかは
分からないがたくさん「綺麗だね」と話しかけた。
花瓶を置いているのは食卓の上で光は差し込まない場所だが、
夜に彼らを見たら昼間全開だった花弁が蕾状態となっていて、
なんというかお休みモードになっている。
特に元気がなさそう、とかもう枯れそう、とかそんな雰囲気は
全くなくて、まるで「もう夜なのでまた明日」と聞こえてきそうな
雰囲気なのだ。
不思議だ。
チューリップが夜になると蕾になるとは知らなかった。
でも、よく考えるととても理にかなっている。
夜に蝶々や虫などの受粉を手伝ってくれるような者たちは来ない
と思われる。
それなのに、しっかり花を開いていても無駄だということだ。
花びら一枚一枚がとても立派でやや重そうなので、開いた形を維持
するのもなかなかの労力だろう。
色々考えるろ、夜は閉じて朝にまた開くのがとても効率的だし、
長持ちしそうな気がする。
そんなことを考えて彼らは今、お休みモードとなっているのかは
正直分からないが、また明日の朝、立派に咲いてくれるのを
密かに期待している。