suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

感性工学とサブリミナル

最近、感性工学という言葉を知った。

そして、とても興味を惹かれ少し調べてみた。

「感性を活用し社会に資する学問」

とのこと。難しいがとても気になる。

そしてその感性工学とAIを掛け合わせることにより

新たなサービス?も生まれてるとのこと。

サービスというより商機、と感じた。

ビックデータを利用し、まさにオーダーメイド的な提案

をしてもらえる。

ターゲット広告のより個人版とも言えるような印象を受けた。

確かに、企業側の見込み違いの在庫や廃棄の問題は減らせる。

とても良い視点だとは思うが、でも逆転した時が怖いと感じた。

 

逆転というのは、自分の好みを予測して提案してくれるのは良い

のだが、何かの事情により自分の好みが操作されてしまうように

なるのではないかということ。

欲しいから買う、だったのが、いつからか誰かの事情で買いたい

と知らないうちに思わされてしまうのではないか。

この無意識に操作されてしまう、という感覚、以前も感じたと思えば

大昔にCMでサブリミナル効果というものがあったのを思い出した。

 

詳しいことは忘れたが、CMの中に見てる人が気付かないレベルで

広告主がメッセージを入れ込むことで、視聴者の深層心理に

訴えるという手法だったと思う。

深層心理に訴えるものであるため、本人はマインドコントロール

されていても気付かないということだ。

あれからサブリミナルCM自体はなくなったような気がするが、

今はビックデータという名のもとに、正々堂々と意識を操作されて

しまう風潮に近づいていっているように思う。

そして、このコロナ禍で個人情報を第三者へ渡すことに対し、人々の

ガードが一気に緩んだように感じる。

例えばネット通販やウーバーイーツ、ネットフリックスやオンライン会議。

それまで自分が行動して済ませていたことも、コロナで行動制限された

ため、やむなくネットで行うようになったが、気付けばそれに全く抵抗

が無くなっていた。

便利さと交換に個人情報を第三者に渡すことに、全く抵抗が無くなって

しまったのである。

どんなことも良い面と悪い面がある。

それを人々が認識し、便利なサービスを使うのであり、決して使わされる

ことのないよう各自注意する必要があるように感じるのである。