以前、水に綺麗な言葉をかけると美しい結晶ができ、
その逆は美しくないものができる、と聞いたことがある。
他には綺麗と褒めると花は綺麗に咲いてくれるとか。
こっそり自分はこのことを信じているのであるが、
でも分類的にはトンデモ科学に入るのかもしれない。
新年早々、こんなことを書いているのは、昨日お正月らしく
初詣に行ったのであるが、神様にお願い事をする人々を見て、
なんだかそういう事もアリなのではないかと思ったからである。
たぶん、初詣でお願い事をしている人たちも、みんな普段は
聖人君主みたいな人ばかりではなくて、満員電車で押されたら
こっそり押し返すくらいの事をしているのかも知れないが、
それでも家族や大切な人、もしくは一人で元旦に神社で
神様に手を合わせている姿はとても神々しく見えたのである。
神社の独特な雰囲気のせいかもしれないが、世俗の垢に
まみれた自分も神社に一歩入ると急に清々しい気持ちになり
ついつい願事も個人的な事ではなく「世界の平和」的な
日頃考えてもいなかった壮大な願い事に変わっているのである。
全世界のたくさんの願い事、しかもプラスの願いのパワーが
叶う、叶わない関わらずこの世界を包むことによって
冒頭の水の話みたいに、ほんの少しでもこの世界が良いものになる、
そんなトンデモ科学を信じてみたい気分になった神社でのひと時であった。