suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

メタバース

メタバース

今一番旬の言葉だろう。

たぶん、ひと昔前の「AI」と同じような雰囲気。

でも、なんだかイマイチピンと来ない。

違和感を感じるのだ。

確かに外に行かずにアバターで活動できるのは便利だ。

でも、健康な身体があるにもかかわらず、この前テレビで紹介されて

いた人のように、起きてから眠るまで、ずっとVRゴーグルをつけて

仮想空間にいる、という事がどうしても理解できないのである。

 

でも今「メタバース」では仮想空間の中であるにも関わらず

仮想通貨で土地売買する事も当たり前に起こっているようだ。

 

ある「メタバース」(今日初めて知ったのであるが、そもそも「メタバース

の世界は一つではなく、複数存在しているのである。なんだかゲームの世界

と似ている気がする・・。)では5億円で土地が売買されることもあるという。

仮想通過の売買なら少しは理解できたのであるが、その延長で仮想の土地に

億単位のお金を投資するというのはどういう考えなのだろうか。

たぶん、土地の高騰を予測してもっと値上がりしたら売る、という事

なのかと思うのだが、でもこれからもいくらでも増えていくであろう

ある一つの「メタバース」の世界での土地なのである。

自分の土地といっても永遠に自分が実際には足を踏み入れる事はできない

土地なのである。

そんな場所を所有することに、なぜ価値を見出す事ができるのだろうか。

 

メタバース」は無限のまさしく永遠に広がっていく宇宙のような空間

なのだと思う。

そこに現実のお金をかける意味はあるのだろうか。

それとも誰かが言っていたように、いつか生身の身体を捨てて、みなが

その仮想の世界に住むようになるのであろうか。

 

今、オンラインがもてはやされているが、オンラインで旅行を本当に

楽しめるのだろうか?

オンラインで現実では会う事のないアバター同士結婚する事もあるそう

だが、本当にそれは幸せなのだろうか?

(そもそも相手は本当に人間なのだろうか?)

現実と夢の世界が混ざった場所で正しい経済活動が本当に行われるので

あろうか?

 

メタバース」では自分の望む容姿、性別等になる事ができるという。

まあ当たり前である。だって仮想現実の世界なのだから。

でも「メタバース」の世界に浸る事で、現実の世界や問題から目を背け

ネット社会に煽られるまま思考停止してしまう人が増えそうな気がして

なんだか怖いのである。