suzume blog

Pythonを勉強中です。日々雑多なことを書いています。

ウクライナ危機

ずっと気になっていたこの問題。

今日は有休をもらったのでネットで少し調べてみることにした。

毎日新聞は読んではいるものの、大前提の知識が不足していた

ことに気が付いた。

どうしてロシアはウクライナNATO加盟に反対するのか。

戦争をちらつかせてまで阻止する目的は何なのか。

そして欧米諸国の対応について。

ウクライナ危機はもはやロシア対ウクライナではなく

ロシア対欧米諸国の問題に発展している。

もちろん、NATO加盟国ではないものの日本も無関係では

いられない。

もともとは旧ソ連に対抗するためにアメリカを始めとした

北大西側諸国からなるNATOが結成され、

それに対して旧ソ連+東欧諸国からなるWTO

(既に解散。現在ある国際貿易機関とは全く関係ない機構。)

が生まれた。

NATO集団的自衛権を持っているため、万が一ソ連から攻撃

を受けた場合はNATOの加盟国全体で対抗してもらえること

になる。

そのためソ連に脅威を感じている国はNATOへの加盟を希望し

規模はどんどん膨らんでいった。

一方、WTOも同様に集団的自衛権を所持し、実際チェコスロバキア

民主化運動が勃発した際にはソ連を主導とするWTO加盟国により、

武力行使により鎮圧する事態が起きている。(プラハの春

しかしこれは軍事介入による内政干渉であり、この行為は

後ほど諸外国より非難を浴びた。

 

結局WTOは解散し、その後ロシアを中心としたCIS(旧独立国家共同体

が生まれたが、WTOの時代のようには機能していないらしい。

 

そして現在のウクライナ危機。

ざっくりいうと、もともと旧ソ連であったウクライナNATO

加入することでロシアがウクライナに手出しが出来なくなってしまう。

(ロシアは2014年にウクライナの一部であるクリミアを武力行使により

併合しており、ウクライナはそれもあってすぐにでもNATOの傘下に

入りたいのではないかと思う。)

でも、そもそも旧ソ連解体の時に独立国家として権利を認めたのに、

今更その権利を奪おうとするのか。

それは旧ソ連においてロシアに続いて2番目の人口があり、

ロシアの防衛上の要ともなるウクライナ民主化を防ぐ目的があると

言われている。

強いロシア、ひいては旧ソ連の復活を目指すには、その二番手となる

要のウクライナ民主化は何としてでも阻止したい、というのが

最大の理由であろう。

 

この1時間くらいネットで調べた情報が以上だ。

たぶん色々間違っているだろうし、足りないことも多いと思う。

でも少しでも今起きている事だけでなく、歴史やその背景などを

知る事でもう少し今起きている問題について深く考えることが

出来るようになるのではないかと思う。