最近、一番驚いた言葉。
「可処分時間」
一瞬「可処分所得」かと思ったけれど、
間違いなく「可処分時間」である。
さて、いったい何の話かというと、ビジネスの話なのである。
今は「可処分時間」をいかにゲットするかに注力されているという。
みんなSNSやスマホや仕事や、その他もろもろの事で時間なんて
全然余らないこの時代。
そんな時代だからこそ、人のふとした隙間の時間をどのようにして
手に入れるのか、そんな事に様々な工夫(?)が凝らされているらしい。
昔は可処分所得をどのように得るかが一番だった。
そして次に個人データをどのように得るかが最優先となった。
さらには現在は個人個人の可処分時間をどうやって得るか。
たぶん、どれも最終的にはお金儲けに繋がる話なのではあるが、
どんどん細分化され巧妙になっているように感じる。
通勤で電車の中にいる人を見るとほどんどの人がスマホを見たり
イヤホンで何かを聴いていたり。(多分音楽だと思うけれど)
もしくはその両方だったり。
スマホも見ずにイヤホンも使わずに、いる人を見つける方が
難しくなってきた。
でも、そんなにずっと音を頭に入れて、情報を取り入れて
みんな何をしようとしているのだろうか。
自分の頭で自分の言葉だけで考える時間は不要なのだろうか。
純粋に自分だけの時間は不要なのだろうか。
便利だから?無制限だから?刺激が癖になっているから?
あまりにも簡単に可処分時間を手渡している人たちを見て
不安になってくるのは自分だけだろうか。