16億円。
予想以上に高かった。
当初、反対派のデモなどニュースで見ても、正直なところ
「どちらでもよい」
というのが本音であった。
何故かというと、「所詮、お葬式でしょ?」
くらいの気持ちで考えていたから。
そして、最近の一般人のお葬式は安ければ数十万円でもできるので、
てっきり元総理大臣だとしても、そこに〇が2つ加わるレベルの話
なのかと考えていたのだ。
だから、「税金で行うのは反対!」
という意見を聞いても、「まあまあ、これまで日本の代表として
色々頑張ってくれたのだし」
なんていうぼんやりとした気分で考えていた。
でも、「16億円」
と聞いたら「まあまあ」どころでは無くなった。
これを故人の資産や政治家の皆様の寄付金?基金?で行うという
のであれば「どうぞどうぞ・・」という流れになるのであるが、
「税金」から賄われるとあれば、少し額が高すぎるのである。
この時代、もしかしたら16億円なんてたかが知れているのかも
知れないが、それでもコロナのせいで生活全般が苦しくなって
きた国民のために有意義に使ってもらいたいと思ってしまう。
自分がもしも故人であるなら、国葬にお金をかけるよりは
残された国民のために使用してもらう方が嬉しく感じると思うのだ。
国葬に国民投票などおかしい話かもしれないが、税金を使うのであれば
それこそアンケートや世論調査で国民の意思を聞いてほしいと
久々に憤りを感じたのである。